津あけぼの座 開館20周年 プレ公演を開催。上演はこのしたやみ
津あけぼの座は、おかげさまで2026年10月に開館から20周年を迎えます。
このしたやみと津あけぼの座の関係は、2009年岸田國士「紙風船」の上演を皮切りに、安部公房「人間そっくり」リ ーディング公演 (2015年)、永山智行「猫を探す」 (2022年)、また出演する広田ゆうみ・ニ口大学による「広田十二口企画」の別役実作品の上演、また三重県の各地で、江戸川乱歩・チェーホフ作品など、数多くの作品を上演してきました。
今回上演する「留守」は、昨年惜しくも閉館した愛媛県松山市の小劇場シアターねこへの餞(はなむけ)として製作、このしたやみとも関わりが深い、京都の演劇ユニット下鴨車窓主宰である劇作家・演出家田辺剛による書き下ろし作品です。
荒野の町にやってきた移動遊園地、そこに置かれたトレーラ ーハウスを舞台に男女の物語が展開されます。
劇場というものの宿命である仮設性や刹那性、時間のコントラストを表現。
ぜひ足をお運び頂ければと思います。
このしたやみ「留守」詳細
催事名
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津あけぼの座 開館20周年 プレ公演
このしたやみ「留守」
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脚本
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田辺剛
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演出
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山口浩章
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出演
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広田ゆうみ
二口大学
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開催日時
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2026年3月6日(金)~8日(日) 全3公演
3月6日(金)19時開演
3月7日(土)14時開演
3月8日(日)14時開演
※受付開始・開場は開演の30分前から
※全公演はアフタートーク開催。出演ゲスト交渉中
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開催場所
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津あけぼの座
(津市上浜町3丁目51)
近鉄名古屋線江戸橋駅下車徒歩3分
※津あけぼの座には駐車場がございません。公共交通機関をご利用ください。
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入場料
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一般 前売・予約・当日 3000円
U-26 前売・予約・当日 1000円
※U-26は26歳以下の方ならどなたでも適用いたします。当日年齢が分かるモノをご提示下さい。
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スタッフ
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照明:渡川知彦 |
主催
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特定非営利活動法人パフォーミングアーツネットワークみえ
津あけぼの座
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助成
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公益財団法人岡田文化財団
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チケット予約受付中
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059-222-1101(津あけぼの座事務局)
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Tel:059-222-1101(平日10時〜18時) Fax:059-222-1109
Mail:info@akebonoza.net
このしたやみ
2007年2月、京都府立文化芸術会館にて行われた、Kyoto演劇フェスティバ ルの実行委員企画として 「傘をどうぞ」「ソウルの落日」という作品を創作する際、初めて、演出 山口浩章、俳優 二口大学、広田ゆうみという座組みで取り 組みました。その後、同年8月の利賀演劇フェスティバル及び、9月のぶんげい マスターピース競演チェーホフにおいて、「熊」を上演し、このたび、長期的にこの3人で芝居創りに取り組もうと〈このしたやみ〉 を組みました。〈このしたや み〉というのは、強い日差しの中、木の下にできる、濃い、しっとりとした影のことです。昔の人はそこに何か得体の知れないものが潜んでいると感じたのかもしれません。もしかすると、ぽっかり開いた、この世ならざるところを感じる 隙間だったのかもしれません。芝居というものは、言葉を使って、言葉では言い表せない何かを表現します。もやもやとした、はっきりしない、けれど確かにそこにあると感じられるもの。 余白の中に潜むもの。そういう輪郭のはっきりし ない何かを掬い上げていきたいと思います。
山口浩章(やまぐち・ひろあき)
演出家・このしたやみ代表
1973年5月生まれ。立命館大学在学中に学生劇団西一風で演劇をはじめる。 卒業後、劇団飛び道具旗揚げに参加。2004年より、演出家としての活動を専門に行い、2007年より二口、広田両名との「このしたやみ」を創作の基盤として活動している。2011年、大阪大学大学院文学部文化表現論演劇学研究室 で修士号を取得。 また、同年に利賀演劇人コンクールにおいて「紙風船」で優 秀演劇人賞を受賞。 2013年4月よりロシア、サンクトペテルブルク国立舞台芸術アカデミーに留学し、2015年7月に学位を取得し帰国。以後、このしたやみ を中心に、他団体での演出も精力的に行っている。
広田ゆうみ (ひろた・ゆうみ)
俳優、朗読家
2006年までユニット 〈小さなもうひとつの場所〉 にて別役実作品を多数上演。 2007年より、演出家 山口浩章、俳優 二口大学とのユニット〈このしたやみ〉 に参加し国内外で公演を行うとともに、2010年より自らの企画〈広田ゆうみ +二口大学〉にて別役実作品に取り組む。 また、朗読家として個人で活動、主に別役実の童話を多数朗読するほか、舞踊・能楽・合唱等、他分野との共演も 行う。他劇団・企画への客演や、時には落語なども含めて、様々な舞台に出演している。京都若者サポートステーション就労支援事業講師、朗読劇サークル 〈読書会〉 ナビゲーター等。 ワークショップデザイナー (大阪大学第一期)。
二口大学(ふたくち・だいがく)
俳優
1968年生まれ、 京都市在住。 同志社大学第三劇場から俳優活動を開始。現在演出家 山口浩章、俳優 広田ゆうみとともに “このしたやみ” を組み、国内外の近現代戯曲の公演を国内のみならず春川(韓国)、サンクトペテルブルク (ロ シア)等でも行う。 他にも 「fuga#3聞こえる? あなた』 (太田省吾作・演出) 「ともだちが来た』(鈴江俊郎作・演出) 『海と日傘』(松田正隆作・三浦基演出)、鳥の劇場(鳥取)やジョナ・サルズ茂山あきら主宰の NOHO 劇団等の外部出演も多数。京都役者落語会メンバー。 京都府精神保健福祉総合センター講師。 京都市若者サポートステーション就労支援講師。第10回関西現代演劇俳優 賞受賞。
田辺剛(たなべ・つよし)
劇作家、演出家。 1975年生まれ。福岡県福岡市出身。現在は京都市に在住。演劇創作ユニット 「下鴨車窓」を代表し現代演劇の創作・公演活動を行ってい る。2005年に『その赤い点は血だ』で第11回劇作家協会新人戯曲賞を受賞。2006年秋より文化庁新進芸術家海外留学制度で韓国・ソウル市に一年間 滞在し劇作家として研修する。2007年に 『旅行者』で第14回OMS戯曲賞佳 作を受賞。近年、劇団うりんこ (愛知県名古屋市)と子ども向けの舞台作品を 創作している。田辺が脚本・演出を務める作品が東海地域を中心に全国の小 学校などで日々巡演している。 『きみがしらないひみつの三人』は、令和元年度 児童福祉文化財の特別推薦作品に選出された。さらに西日本を中心に戯曲を執筆する講座の講師を多く務め初心者から経験者まで受講生の経験に応じた多彩なプログラムを実施している。 受講生からの戯曲賞の最終候補者や受 賞者も輩出し注目されている。
津あけぼの座開館20周年 プレ企画
このしたやみ 「留守」関連企画
津あけぼの座演劇ゼミナール
演劇公演の立ち上げに参加してみまませんか?
公演製作期間中レクチャーワークショップに参加して演劇公演の理解やスキルアップを!
講師 演出:山口浩章
俳優:広田ゆうみ・二口大学(以上 このしたやみ)
舞台技術:山中秀一(有限会社現場サイド)
制作:特定非営利活動法人パフォーミングアーツネットワークみえ
レクチャーWSラインナップ
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① 1月中旬 平日 夜(18:00〜21:00)
オリエンテーション
② 2/2〜2/5 劇団時々※の仕込み参加
③ 2/6〜2/7 劇団時々の仕込み参加、公演観劇
④ 2/23(月祝)演出・山口浩章による作品解剖 このしたやみ俳優ワークショップ
⑤ 京都芸術センターでの稽古見学
⑥ 「留守」の舞台美術についてのWS、仕込み参加 観劇。
※劇団時々・・兵庫県豊岡市にある芸術文化観光専門職大学
を拠点とする劇団。江原河畔劇場ラボラトリーアソシエイトカンパニー
津あけぼの座開館20周年プレ企画として公演予定。
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申し込み資格
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興味ある方ならどなたでも
全日程参加できなくても構いません
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受講料
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無料
※交通費等はご自身でご負担ください。
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申し込み締切
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2025年12月15日
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申し込み
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お問い合わせ
津あけぼの座
特定非営利活動法人パフォーミングアーツネットワークみえ
059-222-1101
info@akebonoza.net