津あけぼの座プログラムディレクターに関して
2022年12月末日を持ちまして、現・津あけぼの座プログラムディレクターの
油田晃が退任いたします。
2023年1月から新プログラムディレクターとして本坊由華子が就任いたします。
よろしくお願い申し上げます。
2022年12月20日
特定非営利活動法人パフォーミングアーツネットワークみえ
津あけぼの座
油田晃 退任挨拶
この度、津あけぼの座プログラムディレクターを退任させて頂くこととなりました。
振り返ってみれば、2006年10月に津あけぼの座を開館、最初は支配人、途中からプログラムディレクターと名乗り、取り組んで参りました。16年間、本当にありがとうございました。
現在、私49歳、当たり前の事ですが16年前は33歳。え?そんな若い時だったのかと思うのですが、だからこそいろいろな方にオファーしたり、お酒呑みながら「やりまひょか?」と言えたんだろうとも思います。今もそんなには変わらないとは思ってはいるんですが。
新プログラムディレクターには、本坊由華子さんにお願いすることができました。彼女は現在、32歳。愛媛・世界劇団の作者であり、演出家であり、俳優でもあり、また精神科医でもあり、1児の母でもあるという才能ある素敵な方です。
たまたまですが、彼女の年齢は私たちが津あけぼの座をはじめた頃と重なります。
本坊ディレクターのもと、津あけぼの座で、またいろんな可能性を試し、いろんな方が出会う場所になればと思います。是非、多くの皆様にお越し頂き、ご覧頂ければ幸いです。
改めましてこれまで津あけぼの座にご来場頂きました皆様、そして公演頂いた皆様、関係者の皆様に厚く御礼申し上げます。
長い間ありがとうございました! 津あけぼの座を引き続きよろしくお願い申し上げます。
新プログラムディレクター 本坊由華子(ほんぼう・ゆかこ)
1990年生まれ。2017 年に愛媛大学医学部演劇部を母体とした医師と医学生の劇団、世界劇団を設立。現在は現役の精神科医として働きつつ、全国から俳優とスタッフを集めるプロデュース集団として活動。幻想的で熱を持った劇文体を特徴とし言葉遊びや歌を得意としている。躍動感溢れる身体表現を積極的に取り入れたフィジカルシアターの手法も作風の一つ。拠点日本を掲げ、場所も人も多様に混ざり合いながら日本各地で作品を発表している。
本坊由華子 就任挨拶
この度、津あけぼの座のプログラム ディレクターに就任する運びとなりました。
津あけぼの座という劇場は、長きに渡り日本の地方小劇場シーンを牽引されてきました。
舞台芸術の発信のみならず、地域を超えた交流の場としても豊かな機能を携えた文化拠点だと存じています。
この度、このようなお話を頂き大変光栄であるともに、実績ある場で新たな可能性を切り開いていきたいと強く思っております 。
劇場とは、創造性を育み、人々の生活を豊かにし、新たな価値に遭遇する場です。
今後も地域を超えた劇場文化の営みを継続していくとともに、これまでにない価値に遭遇する文化発信に努める所存です。
今まで培われた劇場の営みを学びつつ、三重に新しい風を吹かせたいと静かに奮い立っております。
地方だからこそできる、地方にしかできない小劇場を目指して。
これからの津あけぼの座にご期待ください。